約 4,984,893 件
https://w.atwiki.jp/ut3wiki/pages/30.html
UnrealAdminWiki - FAQ UT3 以下の内容はUnrealAdminWikiの内容を訳したものです。 Dedicatedファイルでのサーバー作成に関する基本的な情報が書かれています。 元のサイトはこちら→http //wiki.unrealadmin.org/FAQ UT3 全ての内容が正しいとは限りません。 また、Wikiの制約で入ってる謎の?にも注意。リンクになってる?がそうです。 FAQ UT3 UnrealAdminWiki - FAQ UT3 FAQ UT3 Dedicatedサーバーの使用方法 ゲームタイプとMutator 良く使われる変数 ルーターやファイアーウォールの背後で稼働させるには サーバーログイン クエリプロトコル 複数のサーバーを一つのPCで稼働させるには サーバー名 Mapvoteを有効にする 管理者コマンド 現在判明している問題・バグ Dedicatedサーバーの使用方法 サーバーを起動させるコマンドラインは基本的に次の書式になる。 UT3.exe Server map ? variable1 = value1 ? variable2 = value2 .... -login= login -password= password -unattended 次に例を挙げる。 UT3.exe Server DM-ShangriLa?game=UTGame.UTDuelGame -login= login -password= password -unattended UT3.exe Server VCTF-Suspense -login= login -password= password -unattended 注意:複数のサーバーを一つのPCで稼働させる場合には、UT3.COMではなく必ずUT3.EXEを使わなければならない。UT3.COMを多重起動すると1つのインスタンスを止めるのに全ての実行されているインスタンスの終了を必要としてしまう。 ゲームタイプとMutator 以下はUT3で有効なゲームタイプの一覧である。 名称 記述(GameType) Deathmatch UTGame.UTDeathmatch Capture the Flag UTGameContent.UTCTFGame_Content Warfare UTGameContent.UTOnslaughtGame_Content Vehicle Capture the Flag UTGameContent.UTVehicleCTFGame_Content Team Deathmatch UTGame.UTTeamGame Duel UTGame.UTDuelGame mutatorをサーバーに導入するには、次のような記述が必要である。 Mutator= MutatorIdentifier 以下に製品版に入っているmutatorの一覧を挙げる。 名称 記述(MutatorIdentifier) Instagib UTGame.UTMutator_Instagib BigHead UTGame.UTMutator_BigHead Low Gravity UTGame.UTMutator_LowGrav Super Berserk UTGame.UTMutator_SuperBerserk Friendly Fire UTGame.UTMutator_FriendlyFire No Translocator UTGame.UTMutator_NoTranslocator Speed Freak UTGame.UTMutator_SpeedFreak Handicap UTGame.UTMutator_Handicap No Powerups UTGame.UTMutator_NoPowerups Slomo UTGame.UTMutator_Slomo Weapon Replacement UTGame.UTMutator_WeaponReplacement Weapon Respawn UTGame.UTMutator_WeaponsRespawn 複数のmutatorを利用したい場合は、コンマ","で区切る。 ?mutator=UTGame.UTMutator_Instagib,UTGame.UTMutator_LowGrav 良く使われる変数 MaxPlayers= 数値 サーバー内のプレイヤーの最大数(iniの記述より優先される) MinNetPlayers= 数値 試合が開始する人間プレイヤーの最低数 bShouldAdvertise=[True|False] サーバーブラウザにそのサーバーを表示させるか(デフォルトではTrue) bIsLanMatch=[True|False] LAN上のみのサーバーか(デフォルトではFalse) bIsDedicated=[True|False] Dedicatedサーバーであると表示するか(デフォルトでは実際にDedicatedサーバーであってもFalse) GamePassword= パスワード ゲームパスワード AdminPassword= パスワード 管理者パスワード Port= ポート番号 ゲームサーバーのポート番号(デフォルトでは7777。iniからも変更可能) QueryPort= ポート番号 クエリに利用するポートの番号(デフォルトでは6500) GoalScore= 数値 試合を終了する得点数 bUsesStats=[True|False] Stats(統計)を送信するか TimeLimit= 数値 試合のタイムリミット以上のほとんどはiniファイルからもセットすることができるので、長々とこれらのコマンドラインを記述する必要はない。 ルーターやファイアーウォールの背後で稼働させるには 次のポートを解放する設定を行う必要がある(全てUDP)。13000,7777,6500。ただしこれはポートがデフォルトの設定であった場合で、設定を変更している場合はそのポートを開ける必要がある。 サーバーログイン 全てのサーバーそれぞれにログインが必要となる。2つのサーバーで同一のログインIDを用いると、片方しかサーバーリストに表示されない。ログインIDは製品版の"Create Profile"から作成することができる。一つのメールアドレスから複数のIDを作ることができるが、その場合はパスワードも共通にしなければならない。 クエリプロトコル UT3サーバーはqstatでクエリを送信できるGameSpy query Protocol ( v4 )を利用している。 qstat -R -gs4 ip port クエリプロトコルに関する詳細はUT3_query_protocolを参照すること。 複数のサーバーを一つのPCで稼働させるには それぞれのサーバーは異なったgamespyアカウントを必要とする。また以下のような点が重要である。 "-nohomedir"コマンドはサーバーにMy Documents以下ではなくインストールしたディレクトリを使うようにする "-configsubdir= フォルダ名 "は\UTGame\Config以下に作られた指定された名前のフォルダ内のini群をそのサーバーのiniとして利用する "-login= ログインID "と"-password= パスワード "はそのサーバー独自のものでなければならない サーバーのポートは"-port= ポート番号 "かUTEngine.iniで変更することができる サーバーの設定ファイルを更新するかダイアログが出る場合には、"-unattended"を使う。これはコマンドラインの最後尾に置く必要がある。注意:"-configsubdir="は"-nohomedir"がない場合には機能しない サーバー名 サーバー名はサーバーのiniファイルに記述する。 ServerDescriptionの項目は通常のテキストで記述することはできない。シリアル化されたUTF-16で記述しなければいけないが、次のサイトのジェネレーターで作成することができる:Cruz s UT3 Server Description Generator Mapvoteを有効にする \UTGame\Config\UTGame.iniの[UTGame.UTGame]という項目を編集する。 bAllowMapVoting=True VoteDuration=45 GameSpecificMapCycles=(GameClassName="UTDeathmatch",Maps=("DM-Arsenal","DM-Biohazard","DM-CarbonFire","DM-Deck","DM-Defiance","DM-Deimos","DM-Diesel","DM-Fearless","DM-Gateway","DM-HeatRay","DM-RisingSun","DM-Sanctuary","DM-Sentinel","DM-ShangriLa")) GameSpecificMapCycles=(GameClassName="UTTeamGame",Maps=("DM-Arsenal","DM-Biohazard","DM-CarbonFire","DM-Deck","DM-Defiance","DM-Deimos","DM-Diesel","DM-Fearless","DM-Gateway","DM-HeatRay","DM-RisingSun","DM-Sanctuary","DM-Sentinel","DM-ShangriLa")) GameSpecificMapCycles=(GameClassName="UTCTFGame_Content",Maps=("CTF-Coret","CTF-Hydrosis","CTF-Reflection","CTF-Vertebrae","CTF-OmicronDawn","CTF-Strident")) GameSpecificMapCycles=(GameClassName="UTVehicleCTFGame_Content",Maps=("VCTF-Containment","VCTF-Corruption","VCTF-Kargo","VCTF-Necropolis","VCTF-Sandstorm","VCTF-Suspense")) GameSpecificMapCycles=(GameClassName="UTOnslaughtGame_Content",Maps=("WAR-Avalanche","WAR-Downtown","WAR-Dusk","WAR-FloodGate","WAR-Islander","WAR-Islander_Necris","WAR-MarketDistrict","WAR-OnyxCoast","WAR-Powersurge","WAR-Serenity","WAR-Serenity_Necris","WAR-SinkHole","WAR-TankCrossing","WAR-Torlan","WAR-Torlan_Leviathan","WAR-Torlan_Necris")) GameSpecificMapCycles=(GameClassName="UTDuelGame",Maps=("DM-Arsenal","DM-Biohazard","DM-CarbonFire","DM-Deck","DM-Defiance","DM-Deimos","DM-Diesel","DM-Fearless","DM-Gateway","DM-HeatRay","DM-RisingSun","DM-Sanctuary","DM-Sentinel","DM-ShangriLa")) 管理者コマンド ゲーム中に管理者になることができる。 まず、"AdminLogin パスワード "でログインする。 そうすると、以下のようなコマンドを利用できるようになる。 AdminLogin パスワード 管理者としてログインする AdminLogout 管理者モードからログアウトする AdminRestartMap 現在のマップをリスタートする AdminChangeMap マップ名 異なる指定したマップに変更する(ゲームタイプもマップにより変更される) Admin addbots 数値 指定した数のbot(AI)を追加する Admin killbots 全てのbotsを試合から外す AdminPlayerList 各プレイヤーのPlayerIDを示す Adminkick プレイヤー名 指定したプレイヤーを現在の試合から追い出す Adminkickban プレイヤー名 指定したプレイヤーを試合から追い出し、そのサーバーへの再参加を禁止する(iniファイルにban情報は記憶される) AdminForceVoiceMute プレイヤー名 指定したプレイヤーの音声メッセージの送信を禁止する AdminForceVoiceUnMute プレイヤー名 指定したプレイヤーの音声メッセージの送信の禁止を解除する AdminForceTextMute プレイヤー名 指定したプレイヤーのテキストメッセージの送信を禁止する AdminForceTextUnMute プレイヤー名 指定したプレイヤーのテキストメッセージの送信の禁止を解除する AdminPublishMapList サーバーのマップリストを管理者のものに置き換える管理者モードをログアウトするには、"AdminLogout"を使う。 現在判明している問題・バグ デフォルトのUTGame.iniのマップリストはDefaultGame.iniに記述されたものしか含んでいない "-unattended"を利用しないと、特に複数のサーバーを稼働させる際にサーバーの設定ファイルを更新するかというメッセージが表示される Windows向けサーバーでは最新のDirectXランタイムによるDirect3Dサポートが必要 サーバーがそれぞれ個別のログインを必要とする "MessageOfTheDay"において"|"の文字が機能しない サーバーをポートスキャンしたり、満員のサーバーへ接続しようとしたりすることでそのサーバーに定員以上の人数が居るように表示される CPU使用率がアイドル状態でも高い 管理者コマンドが効いたように見えない Linux版サーバーについてHLSWにIPアドレスが入力されるとクラッシュする Linux版サーバーはSSE2命令のサポートを必要とする。これはPentium4或いはAthlon64と同等かそれ以上のCPUがサポートしている
https://w.atwiki.jp/gemu/pages/67.html
The wars of rosesとは 直訳 薔薇戦争 名前の由来は知らん 国に所属して一兵士となって戦争を勝ち抜く。 基本夜襲ありだが比較的宣戦布告を必要とする平和系が多い気がする。 一人プレイじゃなく多人数プレイなので他の人の迷惑にならないように。 基本 パラメータ 訓練、戦闘 街
https://w.atwiki.jp/gowbug/pages/46.html
ホスト× クライアント〇 日本部屋△(5,6人いるといいかも) トロイカを背中を向けながら持つバグ。 腕がグジュグジュに折れている。 1 トロイカの前に立ち、正面を見てX2回(つかんで即離す感じ) 2 次に右を向いてX2回 3 成功すると、トロイカの右に回り込んだときにキャラがカクカク動く 4 画像の位置で↑を押してもキャラが前に進まず、引っかかるようになったら 目の前にある土嚢に向かってAで前転し、カバーする 5 成功すると画面が切り替わり、キャラがトロイカにカバーしている(ガガガガッっと音が鳴っていると思うが落ち着くまで放置) 6 落ち着いたら画像の位置まで移動し、Xでトロイカを持つと背面撃ちの成功(トロイカを持つ自分の手が見えなくなっていればおk) 他の人からみるとこんな感じ。 4で、カクカクするけどうまくトロイカの横に行けないひとは、2の後に、右を向いてX、そのまま正面にトロイカを向けて、X。そして右向いてX2回を加えてみて。
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/246.html
7 名前:<平成日本召還> ◆OZummJyEIo 投稿日:2006/09/29(金) 10 33 11 [ Nz0LbtT6 ] ○ Opening of war 編4 1/3 ――1 平成日本と 大協約 大議会の間を取り持つ事を約束した 大協約 第14軍団であったが、それで素直に 停戦を守る組織では無かった。 大協約 へ加盟している周辺諸国へと、内々に、軍の動員を命じていた。 だがそれは、条約違反では無かった。 停戦条約は平成日本と 大協約 第14軍団の間であるのだから。 無論、大々的にと云う訳ではなかったが。 そもそもロディニア南方に存在するメクレンブルク王国を含んだ17ヵ国は、この“帝國”消滅の余波 ――マナ現象による混乱、荒廃した世界に於いても尚、貧しい辺境の国家であり、その保有する兵力は、 動員分を含めても各国、万を超えてはいないのだ。 更には外征能力を削ぐ意味で、兵站部門の整備には厳しい制限がつけられていた。 それでも全ての軍を動員すれば、4万近い戦力が集結するのであった。 否。 集結しつつあった。 メクレンブルク王国から見て北部には 大協約 第14軍団第1401集成野戦師団と第14033集成野戦師団が。 東部には第1402集成野戦師団が。 各国の軍を貪欲に飲み込み、大戦力を構築しつつあった。 豪奢な内装の施された第14軍団、第1会議室。 そこでは第14軍団の影響下にある諸国の、行動が報告されている。 「集成第1師団に関して言えば、フォアポンメル王国軍が中核ですからそこまでは苦労しておりません。 一月以内には完全編成が出来るでしょう。ですが、本当の寄せ集め(集成第3師団)の方はどうにも成りません」 「どれ程かかりそうかね?」 「そもそも、各国軍の動員自体が上手くいってはおりませんので、どうにも。基幹要員すらも、十分に 揃ってはおりませぬから」 「フム、先は長いな。では東部作戦集団はどうかね?」 その問い掛けに、別の人間が立ち上がって報告する。 「集成第2師団は、集成第3と同様に………」 「どこも緩んでおるな」 ゴツイひげ面の、第14軍団長は呆れたように呟く。 参謀が宥める。 「仕方がありません。デンミン王国を筆頭に、集成第2師団の構成国は、どれもこれもメクレンブルクよりも、 貧乏な国揃いです。建前では2000名規模の常備軍をもっていますが………」 「どうにも、だな平時に於いては乱世を忘れず――どうにも小人どもは駄目だな」 侮蔑の色を隠す事無く言い放つ第14軍団長。 何とも勝手な言い分だった。 第14軍団の周囲に存在する国家は確かに貧乏ではあったが、そもそも第14軍団によって国費を相当に 収奪されているのだ。 ある程度の規模の戦力を常備出来る筈もなかった。 更には 大協約 の下で一応は平和な時代が成っているのだから、誰もが好き好んで、軍備を整えようと する筈も無かった。 「ですが、海上戦力の方は十分に集結しつつあります」 他の人間とは、細部の異なった軍服を着た人間が立ち上がって報告する。 大協約 海軍の連絡将校だった。 「南部艦隊第31戦隊の一級戦列艦4隻と、フリゲート艦2隻は集結しておりますし、ヴィルヘルムスハーフェンでは、 艦隊主力の整備が行われています。2ヶ月以内には此方へ展開出来るでしょう」 「現在はたった6隻と云う事かね?」 連絡将校の言葉に、不満げな言葉を漏らした参謀。 あの“帝國”海軍相手に、それだけの戦力で大丈夫なのか、と。 一級戦列艦は巨艦であり、備砲は100門にも達する艦ではあったが、それで“帝國”の総鋼製動力船に 勝てるかと言われれば、微妙としか言いようの無い話であった。 8 名前:<平成日本召還> ◆OZummJyEIo 投稿日:2006/09/29(金) 10 33 41 [ Nz0LbtT6 ] ○ Opening of war 編4 2/3 否。 ありていに言って、不可能であると言えるだろう。 言うまでも無く、砲も装甲も速力も段違いであるからだ。 参謀の不安は当然であった。 だがそれを連絡将校は笑う。 大丈夫ですよ、と。 「何と言っても 対艦用魔法の槍 を、それも大威力の13-B型弾を定数一杯に持ち込んでいますんで」 13-B型弾。 それは、 対艦用魔法の槍 でも、最大のものだった。 威力は500kg級。 射程は70km。 速度は600km/h(終末段階では800km/hに到達)。 無論その高性能さ故に高価格であり、 大協約 海軍のみならず列強の海軍でも、その保有総数は 100発を超える事の無い、貴重極まりない兵器であった。 弾薬庫は用意されてはいても、それが一杯になった事は無い。 一杯になった艦を操る事が、艦長の夢とも言われる様な、超高額兵器。 それを定数一杯、一級戦列艦は各艦4発ずつ、計16発も持ち込んできたと云うのだ。 連絡将校が自信を持つのも道理であった。 その貴重さと、威力を知る参謀たちも又、納得していた。 海軍は本気ではあるな、と。 「隻数は乏しいですが、一級の戦力ですよ。それに周辺の武装民間船舶も徴発を掛けています。此方は、 せいぜいがフリゲート艦程度のものですが、数があります。少なくとも、“帝國”海軍の戦列へと 殴り込みを掛けてならば、何とかなります」 「どれ程かね?」 「一昨日の時点で32隻が集結しています」 「確かに、何とかなりそうではあるな」 海戦に詳しい参謀が納得の声を上げた。 彼は、余暇の趣味として“帝國”海軍に関する伝承を調べていた。 その戦闘方法や、射程など。 伝承ではあり、資料とは言いがたいものが多かったが、それでも大体の事は判った。 速度は20ノット前後での、近接戦闘を好む。 射程は、大きな物で数万を数える距離を飛ぶが、一般的なものは、そこまで達しない。 戦列艦の備砲の射程、7kmの倍を超える事は少ない。 ならば、7kmを割り込みさえすれば何とかなる。 “帝國”海軍の射程内へと潜り込みさえれば、手数で圧倒出来るのだ。 その潜り込む為に、 対艦用魔法の槍 がある。 これを打ち込んで、混乱したところへと突入する。 近づいてさえしまえば後は何とかなる。 戦列艦4隻で400門。それにフリゲート艦と徴発船の分が合計で1000門を超えるのだから。 何とかなる。 そう、参謀や 大協約 海軍が思うのも無理ない話しであった。 「現時点で攻勢作戦は予定されておりません。ですが、一命あればメクレンブルクの港湾へと突入し、 ここの停泊する“帝國”海軍を撃滅してごらんにいれましょう」 大協約 海軍を背負った連絡将校は、そう堂々と言い放った。 さて、である。 戦闘準備の話が終わった後で話題となったのは、平成日本と 大協約 大議会の交渉に関してだった。 数度の折衝によって、第14軍団は平成日本の代表団が乗った船を、 大協約 の中枢であるチューリッヒまで 案内する事とが決まっていた。 「“帝國”側は、準備に2週間を要求しています。まぁ妥当な話ではありますが………」 9 名前:<平成日本召還> ◆OZummJyEIo 投稿日:2006/09/29(金) 10 34 22 [ Nz0LbtT6 ] ○ Opening of war 編4 3/3 「無駄な話だ。我々が“帝國”と和解するなどあり得ぬのに」 若い参謀が言い放った。 それに唱和する声を上げたのは、又、若い連中であった。 “帝國”の実物を知らず、更には、“帝國”憎しとの教育を深く受けた連中であった。 「ただ問題は、彼らを殲滅するのに必要な戦力だ。“帝國”軍は強大だ。下手をすると他の軍団から 戦力を借りる羽目になるぞ」 「戦力を借りるのは良い。それよりも被害だ。現時点で大隊が1個消滅しとる――」 「被害を恐れるのか、惰弱者め!?」 「馬鹿め。如何に我が軍団の被害を最小限度に抑えようかとの話だ」 「確かに。戦死者が増えすぎては、その見舞金だけで、苦しくなる」 「そうそう。楽に勝ちたいではないか」 「誠に誠に」 何とも能天気な会話であった。 彼らは実際に今の“帝國”軍――自衛隊と相対していないのだから、そう考えるのも当然であったかもしれない。 もし今ここに、戦死した第1421歩兵大隊の指揮官が居たならば、呆れた様に言った事だろう。 馬鹿め、と。 大協約 第14軍団は、和平などを求める積もりは無かった。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/2097.html
魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY- 機種:PSP 作曲者:佐野広明、中條美沙、上松範康(Elements Garden) 開発元:ウィッチクラフト 発売元:バンダイナムコゲームス 発売年:2011 概要 ジャンルは対戦格闘ゲーム。通称『なのポGOD』。『魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-』の続編にあたる。 13~16年先の時系列を舞台とした後期の作品からも主人公組がゲスト参戦している。 前作は多くの点で批判を受けたが、今作はそのほとんどが手直しされ特にストーリーとCPU戦は大きく改善されている。 一定条件下でBGMモードが解放される。かなり簡素だが、前作には一切無かった事を考えると十分である。 余談だが、プロデューサー(金子彰史氏)繋がりなのか「ワイルドアームズ」関連の小ネタが非常に多い。 収録曲 「A's」「1st」等と付いているのはアニメ版で使用された楽曲の事。アニメ版の作曲者は佐野広明。 曲名 作・編曲者 補足 順位 メインメニュー タイトル アドホックロビー キャラクターセレクト ストーリー選択&キャラクター選択 VS アミティエ・フローリアン アミティエ テーマ曲公式サイトBGM(ランダム)&XMB 起動画面 キリエ・フローリアン キリエ テーマ曲公式サイトBGM(ランダム) 高町なのは なのは テーマ曲1st「レイジングハート・セットアップ!」のアレンジ フェイト・テスタロッサ フェイト テーマ曲A's「金の閃光」のアレンジ 八神はやて はやて テーマ曲 シグナム シグナム テーマ曲 ヴィータ ヴィータ テーマ曲 シャマル シャマル テーマ曲 ザフィーラ ザフィーラ テーマ曲 クロノ・ハラオウン クロノ テーマ曲 リインフォース リインフォース テーマ曲 ユーノ・スクライア ユーノ テーマ曲 アルフ アルフ テーマ曲 リーゼアリア/リーゼロッテ リーゼ テーマ曲 リニス リニス テーマ曲 プレシア・テスタロッサ プレシア テーマ曲劇場版1st「旅立ちの宴」のアレンジ 高町ヴィヴィオ ヴィヴィオ テーマ曲 アインハルト・ストラトス アインハルト テーマ曲 トーマ・アヴェニール トーマ テーマ曲 シュテル・ザ・デストラクター 星光の殲滅者 テーマ曲 レヴィ・ザ・スラッシャー 雷刃の襲撃者 テーマ曲 ロード・ディアーチェ 闇統べる王 テーマ曲 ユーリ・エーベルヴァイン 紫天の盟主 テーマ曲 2011年291位 ステージ:海鳴市上空 アーケードモードで使用 ステージ:街の夜景 ステージ:銀世界 ステージ:夜明けの空 ステージ:海鳴市沖海上 ステージ:黄昏の海 ステージ:鈍色の海 ステージ:異世界砂漠 ステージ:大砂塵 ステージ:水晶洞窟 ステージ:異世界密林 ステージ:異世界大瀑布 ステージ:異世界海上 ステージ:精神世界 ステージ:夜間飛行 ステージ:雲上 ステージ:電脳空間 ステージ:訓練施設 クライマックス ラストバトル VS U-DFINAL SEQUENCE 第1戦 Silent Bible AAR. 作:母里治樹編:上松範康 VS U-DFINAL SEQUENCE 最終戦 ROMANCERS' NEO AAR. 上松範康 VS U-D(フルドライブ)FINAL SEQUENCE 最終戦 U-D復活後 PSP104位 ETERNAL BLAZE AAR. 上松範康 VS U-D (SEQUENCE 10) BRAVE PHOENIX AAR. 上松範康 VS U-D (SEQUENCE 4) シーンBGM 01 佐野広明 劇場版1st「海鳴市、春」アレンジ シーンBGM 02 A's「たまにはのんびり、ね」アレンジ シーンBGM 03 A's「小さな願い」アレンジ シーンBGM 04 A's「黒き覚醒」アレンジ シーンBGM 05 1st「絆、信じて 」アレンジ シーンBGM 06 A's「焦燥」アレンジ シーンBGM 07 A's「光、溢れたなら」アレンジ シーンBGM 08 A's「Concentration」アレンジ シーンBGM 09 A's「逆巻く嵐」アレンジ シーンBGM 10 A's「蒼穹、貫いて」アレンジ シーンBGM 11 A's「痛みを越えて」アレンジ シーンBGM 12 A's「運命」アレンジ シーンBGM 13 A's「青空を願って」アレンジ シーンBGM 14 1st「なの!」アレンジ シーンBGM 15 A's「重圧」アレンジ シーンBGM 16 A's「涙の意味、願いの行方」アレンジ シーンBGM 17 1st「嵐の中で」アレンジ シーンBGM 18 A's「流星」アレンジ シーンBGM 19 シーンBGM 20 シーンBGM 21 ストーリージングル ジングル(ストーリーモード) アーケードクリア ジングル(アーケードモードクリア) コンティニュー ゲームオーバー ROMANCERS' NEO 作:上松範康編:藤田淳平 歌:水樹奈々オープニングテーマ 滑空の果てのイノセント 作:太田雅友 歌:田村ゆかりエンディングテーマ サウンドトラック THE MUSEUM II 「ROMANCERS' NEO」「Silent Bible」を収録。 春待ちソレイユ 「滑空の果てのイノセント」を収録。
https://w.atwiki.jp/bemani2dp/pages/3545.html
GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE HYPER HANDS UP Wing of Hearts USAO DJ Nanashi 187 ? ?%(yyyy/mm/dd) 攻略・コメント 難以上は序盤の着地皿に注意。中盤以降は八分主体で11にしては易しめ。OPつけるとしたら左鏡かな -- 名無しさん (2018-11-23 19 21 31) 同作者同難易度であるOutbreak、Brogamer系譜面だけどそれらより気持ちテクニカル寄り? まあ前2つが出来れば苦戦しないはず -- 名無しさん (2019-05-04 19 19 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/crysis_2/pages/13.html
Crysis2には独自開発のエンジン「CryENGINE 3」が使われる PlayStation3,Xbox360,PCとマルチプラットフォーム対応。 Gears of Warの様にカバーシステムが採用される 3D立体視に対応 Crytek初のジャングル以外の場所がメインステージとなる模様 巨大なビルが崩れていく様子や荒廃した地下鉄等、カタストロフの美しさを演出 Crysisに引き続いて今回も敵はエイリアン 前作の前半パートの北朝鮮兵との戦いから、後半パートに入ってからの唐突に訪れるエイリアン達との戦闘という問題視された展開は反省され、纏まりのあるストーリーが展開される 前作に登場し好評を博した「ナノスーツ」はより強力に、より面白く、より直感的に操作出来る「ナノスーツ2.0」として再登場する コンシューマープレイヤーにまったく新しいゲーム体験を提案 それぞれのプラットフォームにおける最高のゲーム体験 ナノスーツ2.0の一部名称は変更。クロークはステルスに、ストレングスとスピードはパワーに統一。 新たに「タクティカル」が追加。足音の清音化やエイミング能力が向上 Crysis 2はマルチプレイも十二分に作り込む予定。開発はCrytekのスタジオ,Crytek UKが担当 敵のAIはゲーム至上最高規模の知性持つ マルチプレイではレベル製が導入され、レベルが上がれば上位武器やパワーアップアイテムがアンロックされていく
https://w.atwiki.jp/supremeruler2020/pages/49.html
日本語化ファイル 日本語化ファイル(翻訳済)6.8.1用の日本語データ(それ以下のVerでも多分使えます) 都市名以外のほぼ全てが翻訳されています 兵器名は一部を除き、ほぼ全てが翻訳されています(別途ファイル送付 都市名は現在、有志により翻訳作業がなされています。 協力者参加を求む! SR2020超訳Z2011年07月03日 http //ux.getuploader.com/zabara_game/download/13/SR2020GC681%E7%94%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF.zip ※2010年01月21日用はシナリオ名やキャンペーン名が翻訳されて いましたが、キャッシュ作業が分かりにくくなりましたので戻しました。 和訳本体データインターフェイス(翻訳終了) チュートリアル(翻訳終了) シナリオ(翻訳終了) 日付チップ(翻訳終了) 外交画面(翻訳終了--校正未) Eメール(翻訳終了) 施設名(翻訳終了) 国家名/国家紹介(翻訳終了) 物資名(翻訳終了) 人名(翻訳終了-適当 付属拡張データ(MOD)兵器名を全面翻訳 (ファイル同封・お好みで使用してください) 都市翻訳ファイル(全8000都市/和訳数5000ぐらい?) 現在の翻訳状況、日本、朝鮮半島(韓国、北朝鮮)台湾全土の都市和訳。 頭(A行)と後ろ(Z行)から、それぞれ翻訳中 グーグル翻訳にて、かなりの部分が翻訳されているが、まだまだ未訳多し http //hayasoft.com/hiko/paradox/other/source/up3486.zip 翻訳方法 方法は簡単で、LOCALJPフォルダ内のテキストのファイルをメモ帳で開き、英文を日本語に変更するだけでゲーム内で日本語で表示されます。 LocalText-START.csvを例にすると、元々の最終行はこうなっていますが、、、 CONTINENTS,, 1, Africa,5 2, Mideast,4 4, Europe,3 5, Asia,6 6, Oceania,7 7, South America,2 9, Central America,1 10, North America,0 0, , これを、このように、、、 CONTINENTS,, 1, アフリカ,5 2, 中東,4 4, ヨーロッパ,3 5, アジア,6 6, オセアニア,7 7, 南アメリカ,2 9, 中央アメリカ,1 10, 北アメリカ,0 0, , 変更すると、ゲーム開始時の地域の選択や、外交での地域の選択が日本語になります。 ウインドウモードでやると便利
https://w.atwiki.jp/starcraft2story/pages/444.html
幕間 (INTERLUDE) ▼1/1ページ[編集] Zeratul At last, the prophecy has been fully realized. 遂に予言はつまびらかとなった。 Zeratul And through a great sacrifice, we have been given hope a vision from the xel naga that may aid us in averting eternal desolation. 大いなる犠牲の上に、希望がもたらされた…ゼルナーガの示したビジョンは永遠の荒廃を避ける助けとなるだろう。 Zeratul Now I must return to my people. They will not understand my actions, but I will face their judgment-make them understand. 仲間のもとへ戻らねば。彼らはおそらく私の行為を理解しないだろう。しかし私は彼らの審判に立ち向かわなければならない。彼らに理解させるために。 Zeratul For only Artanis, young Hierarch of the protoss, can unite our scattered factions as one... before Amon s wrath engulfs the galaxy. アルタニス…プロトスの若き主教。彼だけがバラバラになったプロトスの派閥を1つにまとめることが出来る…エイモンの怒りが銀河を飲み込んでしまう前に。 【編集・コメント注意事項】 ・より良い翻訳を思いついた場合は、翻訳文を並べて記述してください。(既存の翻訳を削除しない)ですが、自信があれば上書きしても構いません。 ・併記された文章は折を見て管理人により1文に減少・修正され、全体の統一感を図ります。 ・間違いや足りない会話があった場合、編集をお願いいたします。もしくは内容の一部(会話の1文)などを、下部コメントにてご連絡下さい。 ・翻訳された文章のご指摘は、優しい文章でお願いいたします。 ・ご指摘の際は、対象の箇所が特定できる原文の一部を記載下さい。 ・コメント内で議論をしないで下さい。ご感想、ご指摘、ご意見などでお願い致します。 ・悪質なコメントなど、不適切と判断されたコメントは削除させていただきます。 ・[NEW!]翻訳された方はコメント欄に記録しておくと、後で見直した時に「ふふっ」となれます。(管理人もご協力に気が付けます) プレイヤー名 コメント すべてのコメントを見る adjutantさん 翻訳ありがとうございます!軽く読ませていただきましたが拙訳だなんてとんでもない。 ・・・見直しもやらなきゃいけないんですが、ページ作成もあるのでしばらくは皆さんで案を出し合って頂ければと思います。 それも翻訳の醍醐味ですから。 作業が遅くすみませんが、よければ今後ともどうぞよろしくお願いします。 -- (Star2461) 2015-12-14 22 59 31 前作前前作とお世話になりました。意訳すぎたり機械的すぎたりするかもしれませんが、拙訳してみました。調整お願いします。 -- (Adjutant) 2015-12-14 16 33 49
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/248.html
59 名前:<平成日本召還> ◆OZummJyEIo 投稿日:2006/10/06(金) 10 53 51 [ Nz0LbtT6 ] ○ Opening of war 編5 1/3 ――1 暗がりに沈む部屋。 質素と云うよりも貧しいと言うのが正しく思えるその部屋には、鉄の燃える匂いが、漂っていた。 部屋の中央に置かれた、飾り気の殆どないテーブル。 その両側に、人影があった。 暗がりゆえに、その姿を良く見る事は出来ないが。 共に、巌の如き雰囲気を漂わせていた。 沈黙 共に何かを言おうとするでも無く、ただ黙っている。 音は、鉄を打ち合うもののみが響いている。 「行かれますか?」 やや短躯の影が口を開いて問いかけた。 相対する影――老人は笑った。 夢を見たのです、と。 「過去の、遠い過去の夢を。ただ無造作に楽園を与えられ、ただただ有頂天になっていた頃の」 「………」 「“帝國”はわれ等を護り、そして導いてくれました。ですが、そこに我々の選択は無かった。 ダークエルフの様な努力は無かった。ドワーフの様な決断も無かった」 怨嗟の様に言葉を連ねる老人。 だが瞳には憎悪は無い。 「ただ、救われただけ。持って生まれた力をもって貢献はしましたが、その最初は、果たして我々は、 自分たち自身で行った事なのでしょうか」 「しかし“帝國”は………」 「族長殿よ、私とてあの国が善意だけで行ったとは思ってはおりません。この歳まで生きておりますから、 如何な獣人族とは云え、多少は知恵は付きますし、物事の裏も読めてきます」 ですが、そう言って言葉を切って寂しく笑う老人。 我々と“帝國”では、どう考えても与えられたものの方が大きかったのだ、と。 「だからこそ、後ろ盾を失えば簡単に瓦解しました。国を作り護る事に真剣ではなかった我々の国は」 「だから行く、と」 「息を潜めておれば生き延びれるでしょうし、何時かは又、我々を当てにするかもしれません。 ですがそこに我々の選択は無い。努力は無い。だから行くのです」 今度は自分たちで“帝國”を選ぶのです、と。 そこにあるのは、修羅場を潜り抜けてきた漢の顔であった。 老人の名はロイ、獣人族の相互扶助組織である マケドニア 、その代表であった。 60 名前:<平成日本召還> ◆OZummJyEIo 投稿日:2006/10/06(金) 10 54 24 [ Nz0LbtT6 ] ○ Opening of war 編5 2/3 ――2 シュベリン湾に停泊するヘリ護衛艦あまぎ。 その艦内に特設された 第一次メクレンブルク支援団 の全航空機を管制する統合指揮所。 そこはではグローバルホークが収集したメクレンブルク王国近辺の情報が整理、分析されていた。 分析するのは自衛官にみならず、各情報分析セクションから人を集めた情報分析のタクスフォースだった。 日本本土との距離があり過ぎ、リアルタイムでの情報の遣り取りが出来ない為、それぞれの部署から、 このあまぎへと乗り込んで来ていたのだ。 「シュベリン湾より北方300kmの湾に、連中の艦隊と思しき船が約40隻、集結中か。大艦隊だな」 「40!? まさか、その全てが戦闘艦か」 「流石に全てがとは思わんがね」 その声には苦笑の色がある。 高高度からの情報収集では、得られる情報には限りがあった。 事前の情報も全く無い相手を精査する事が出来るだけの情報は、簡単に集まる筈も無いのだから。 「だが(メクレンブルク)王国やダークエルフから得た情報では、船舶の集結する海域は、商業的には 余り使われていないそうだから、まぁ、おして知るべしと云った所では無いかな?」 この時点で既に自衛隊側は、 大協約 側が熱心に 「確かに。偵察隊を出しているのですよね?」 「当然だな。現地の人間の協力を得て、特殊作戦群の小隊を派遣している」 「宜しい。ならば彼らに期待しよう」 その偵察隊、特殊作戦群第1長距離偵察分隊は今、 大協約 艦隊の停泊地を望む岬に陣取っていた。 そこで持ち込んだ望遠装備やら、小型鳥形UAVを使っての情報収集に勤しんでいた。 「海が3分で敵が7分、敵が多すぎて海が見えない………そんな感じだな」 分隊長は、自前の双眼鏡で艦隊を眺めながら、呆れた様に呟いていた。 古い古い映画の一節を思い出しながら、心底呆れた様に。 これだけの量を集める、 大協約 軍の経済力に恐怖を感じながら。 最も、少しピントのズレた事を述べる奴も居たが。 「ゑ、分隊長? それは白くの間違いじゃないんですか??」 分隊長とは趣味がチョイと違う部下は、これまた古典と類される某映像媒体のネタを口にする。 「はぁ?」 「いえ、なにも………」 その反応から、同属では無い事を俊敏に察知した部下は、有能な兵士としての顔を取り戻す。 双眼鏡を手にして、帆船の状態を探る。 「?」 意味がわからず、首を傾げる分隊長。 そんな2人の様子を、現場での情報分析官として着いてきた、特務情報科と云う身分を与えられた、ダークエルフ族の若者は微笑ましく見ていた。 そんな彼の表情が変わったのは、兵の誰かが上げた、訝しげな声だった。 「何だ、あれは?」 その声に誘われる様に、自らも双眼鏡を持つダークエルフ族の若者。 若者の知っていた望遠鏡とは比べ物にならない程にクリアな視界。 その向こうに見えたのは、戦列艦にも匹敵する巨艦だった。 「アレは………」 絶句した様に言葉を止める特務情報科に、分隊長は視線を走らせた。 知っているのかと問う。 61 名前:<平成日本召還> ◆OZummJyEIo 投稿日:2006/10/06(金) 10 54 58 [ Nz0LbtT6 ] ○ Opening of war 編5 3/3 「直接は知りませんが………第1と第2マストの間隔が長く、その間の側面には、開閉式と思しき扉。 砲は、片舷1列6門のみか………情報と一致するな」 「何なのだ?」 「ドラゴンクルーザーです」 「竜巣通報艦?」 「はい。艦隊の前衛に配置され、ワイバーンを使用して哨戒任務にあたります。小型な船ならば、独力で 払える程度の火力を有する――そういう目的で建造されたと聞いています」 丁度その時、艦前部側面の扉がゆっくりと開いた。 2層分の高さはありそうな扉が、上へとロープで引っ張り上げられていく。 「あそこからか!?」 「多分、ですね」 開口部の直ぐ脇で、両手で旗を振っている人間が居る。 誘導員なのだろう。 海の状態。 風の状態。 周りの船の状態。 そんな、その全てを確認する様に首をめぐらせてワイバーンが飛び立つのに危険が無いかを確認し、 それから両手の旗を大きく振った。 数秒で、開口部からワイバーンが飛び出す。 数度は羽ばたき、それから風を捉えたのかスムーズな流れで、上昇していく。 「呆れたSTOL(短距離離陸)能力だな」 「ですね。船の横幅分の距離で飛べるなんて、なんて無茶な生き物ですか」 嘆息する自衛官に、特務情報科は否定する。 「違います。アレは、発進口の所に、風を生み出す魔法装置が組み込まれているのです。旗のなびき方が、 内側に向かってる筈ですから、それで判ると思いますが」 「フム、確かに。だがそうなると、アレは余程に高額にはならないか?」 分隊長の疑問は当然だろう。 魔法装置――風の魔石は高いのだ。 それを搭載するのが前衛部隊の船、消耗する確率も高いとなると、どうにも勿体無いように思えるのだ。 「だからこそ、外装に鉄が用いられています。あの船は、火力以外の全てに於いて、戦列艦を上回ります。 無論、値段も、ですが」 そして続ける。 最近、建造が始まったフネだと言う。 如何に艦隊の戦闘力が高かろうとも、会敵できなければ意味が無いのだから。 昔から、帆船の捜索能力には疑問があった。 特に、“帝國”の海軍を知る人間にとっては、帆船の能力など無いよりはマシ程度のものでしかなかった。 にも関わらず、最近までそれが放置されていた理由は、各国の経済状態にあった。 “帝國”消滅による余波で、国が荒れ果て、新しい種類の船の研究と建造に予算を投じる事が出来なかったのだ。 その意味するところは一つ。 「かの国々にも余力が出て来たといった所かな?」 「どうですかね? 外観からは戦列艦の基本ラインを踏襲してますんで、完全な新設計と云う訳でもない でしょうから」 「まぁ良い。そこら辺の分析は、後方の連中に任せよう」 分隊長は、更なる情報の収集を命じた。 洋上では、真っ黒な竜巣通報艦が、更なるワイバーンを吐き出し続けていた。